小宮山雄飛さんの「まいにちカレー」を読んで5

2017年07月02日

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 先日、小宮山雄飛さんにお会いすることがあり、2冊目のカレー本を出されたのを思い出し、入手しました。

 「カレー愛と探究心が感じられるレシピ集」というのが無難な感想なんでしょうが、ちょっと違ったことを感じました。
 この本の第2章「まいにちカレー七変化」と題し、カレー鍋や中華などのアレンジ料理、今までカレー風味、カレー味と表現されていたものを、カレーの範疇に加えてあったことです。
 これは”カレー”という言葉の概念の変化というか、カレーの新たな野望の表れでしょうか

 何年か前に、中華料理店の賄いのカレーライスが裏メニューと話題になったことがありましたが、その時に、神楽坂の龍公亭のカレーライスが、中華丼のカレー味で、あれッと思ったことがありました。

 水野仁輔さんの「カレーライス進化論」の中にも、「カレー味という謎」として書かれていますが、カレーは甘味、旨味などの味ではない、香りだと説明されています。

 これは持論ですが、「カレーcurryという英語が混乱の元凶」ということ。
 世界中、カレーという言葉だけで説明し、思考を止めているのではないか。
 例えばインドのレストランで、「ロガンジョシュはどんな料理?」と聞くと、「マトンカレー」、「チキンチェティナッドは?」と聞くと、「チキンカレー」と答えるウェイター。

 閑話休題。
 すみません、小宮山さん、本は楽しく読ませて、あるいは見させていただきました。
 プロのカレー本は、こういった曖昧な部分に踏み込まずに理路整然としています。

 ですから返ってこの本が、日本のカレー侵食現象のターニングポイントになるかも。

 

gen5delhi at 12:59│Comments(0)社長雑談 

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