トマトとインド料理と大航海時代
2010年08月27日

9月の銀座店マンスリーカレーはトマトをいっぱい使ったカレーですが、これはまたお知らせします。
トマトはカレーを作る際、酸味を出すのに重要な素材の1つです。
カレー以外にも、炒め物、サラダ類、スープなどトマトはインド料理の様々なシーンで登場します。
しかし、歴史は意外に浅く、イギリスの文献では1850年頃ではないかというのもあります。
いずれにせよ、メキシコ原産といわれるトマトは、大航海時代の1550年頃にヨーロッパに伝わり、そこからインドに来たようです。唐辛子も同じだということは有名です。
だけど、トマトは唐辛子と異なり、最初は観賞用で、実際食べるようになったのは17世紀以降のようです。
まあ諸説があって、ポルトガル人が伝えたとか、ビルマやベンガルから伝わっただとか、結論は「定かではない」ことです。
しかし、インド料理にとっては、この大航海時代は大きなターニングポイントで、トマト、唐辛子以外にもジャガイモ、パパイヤ、トウモロコシ、お茶にコーヒーと現在のインド料理に欠かせないものがたくさんもたらされました。
ということは、世界中のインド料理店のメインともいえる、ムガール王朝のアクバルやシャージャハンはトマトを食べていなかったのでしょうね。